産業お役立ちコラム

がんの死亡数が多いのは、肺と腸そして胃

がんの死亡数が多いのは、肺と腸そして胃写真

主な死因は、死因順位別にみると、第1位は悪性新生物で約30%、第2位は心疾患約16%、第3位は脳血管疾患12%となっています。3人に1人は悪性新生物が原因で死亡したことがわかっています。 死亡数割合.jpg

男性のがんの死亡数・死亡率を部位別にみると「肺」が平成5年に「胃」を上回り1位になりました。その後も右肩上がりに伸びています。

男性のがん死亡原因 
1
位 肺
2位 胃 
3位 肝臓・大腸


また、女性は「大腸」が平成15年に「胃」を上回って第1位となり、「乳房」も大腸と比例するように上昇しています。

女性のがん死亡原因
1位 大腸 
2位 胃・肺 
3位 乳房・肝臓

部位別死亡率.jpg

肺と大腸の病気が男女共に右肩上がりに

肺と大腸は東洋医学では肺と大腸は表裏(ひょうり)の関係で、肺を良くすると大腸も良くなり、その逆もまた然りです。東洋医学では遥か昔からそのことが分かっていました。 「肺」を治すことにより排便異常を治療したり、逆に、便通をよくすることで「肺」の病変を治したりすることがあります。 辛いものを食べると、「肺」の持つ汗腺機能を亢進させて、発汗が増えるなどの現象から関連性を見ることができます。 肺の機能が異常になると、咳・痰や呼吸困難、息切れ、喘息などの呼吸器症状の他に、「肺」は、津液代謝にも関わりますので、 浮腫や尿量減少、排尿障害などの水分代謝に関係する症状も出やすくなります。
また皮膚の乾燥や多汗・無汗などの皮膚の異常や発汗異常がみられるほか、風邪をひきやすいなどの免疫に関係した症状も多くなります。 さらに「肺」は「気」を補う重要な役割の一部を担っておりますので、「肺」の異常で疲れやすい、気力が出ないなどの気虚の症状もみられます。

肺と大腸の関係に良いのは「梨」

梨は津液(しんえき)(体内のあらゆる水分)を生み、肺を潤してきれいにし、咳を止め る働きに優れています。中国では、当たり前のように肺にトラブルがあれば梨を食べたり、梨からできた伝統薬を飲んだりします。中華料理では梨を使ったレシピも豊富です。これから乾燥してくる時期ですので、喉などの気管支の乾燥を感じたら白い食べ物を摂取しましょう。白い食べ物は潤す効果が高いと言われています。大根、れんこん、白ごま、百合根、山芋、卵、牛乳、豆乳、豆腐、いか、豚肉、牡蠣、白きくらげ、はちみつ、梨、柿、ぶどうなど。
梨.jpg

引用資料出典:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/index.html

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