産業お役立ちコラム

フェムテック

フェムテック写真

昨今では企業で働く女性が増え、女性の活躍の場が増えてきた一方で女性の体の変化に伴う体や精神的な不調が、企業経営に大きく影響を与えていることに注目されるようになってきました。
その為企業では、フェムテックの推進に意欲的なところが多くなってきています。経済産業省ヘルスケア産業課の「健康経営における女性の健康の取り組みについて」によると、企業で働く女性の5割が、女性特有の健康課題で、職場で困った経験があると回答。そのトラブルの多くが月経痛や月経前症候群であるのに対して、管理者が正しくその状況を把握していないこともわかっています。

そもそもフェムテックとは

FemTech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語です。女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決できる商品(製品)やサービスの全体のことを指します。
たとえば、私が便利で使用しているアプリは排卵や月経周期の予測ができるもので、いつ頃から月経が始まりそうか計算せずともカレンダーを見るとすぐにわかるので、心強く何年も使用しています。その他、妊娠中のQOL向上、不妊対策、更年期障害の改善、女性特有の病気などのケアなど様々です。

月経前症候群は200種以上の症状がある

月経前症候群(PMS)の症状は月経前の3日~10日位前から起こる症状で月経が来るとだんだんと症状が消えていきます。そして症状は人により異なり、精神的なものから身体の痛みまで様々あり200種以上の症状があると言われています。
多くの女性が月経(生理)の前になんらかのPMSの症状を抱えていると言われています。でも、まだPMSという名前の認知度は低く、知らずに悩んでいる人もたくさんいるようです。私がこういった症状があると知ったのも数年前です。

 精神的に・・・
 
イライラ、憂鬱、泣きたくなる、落ち着かない、集中できない、怒りっぽい、八つ当たりしてしまう

 体の不調・・・
 乳病の張りや痛み、肌のトラブル、だるさ、疲れ、頭痛、腰痛、むくみ、のぼせ、不眠、眠気、体重の増加

辛い時は無理しないで休息しましょう

生理痛がひどく、腹部や腰の痛み、頭痛や吐き気などがあり日常生活に支障をきたす場合には、何か病気が隠れている可能性があります。痛みの度合いについては人それぞれ違う為、「これぐらい皆あるんだろうな」と思って我慢せず、休息して。少し続くようであれば専門の先生に相談する事が1番早い解決の道です。 

何科に相談に行くべき?

「産科」とは妊娠・出産・産後など、出産に関することを扱う医療機関。
「婦人科」とは女性生殖器の腫瘍性疾患、性感染症、更年期障害、不妊、生理不順など分泌疾患を扱う医療。妊娠していない女性が対象です。 但し、妊娠したいと願う女性や不妊症ではないかと心配している女性の診療を行います。「産婦人科」は婦人科や妊娠に関する診察も行っている事が多いです。ただし、出産に関しては別なところもあるので調べてから診察を受けましょう。

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