産業お役立ちコラム
もしかして自分も加害者に!?スメハラになりかねない口臭
ハラスメントも色々とありますが、匂いで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。タバコや、洗濯洗剤の匂い、香水、など。こういった化学物質のような臭いは、できるだけ使わなければ良い話ではあるのですが、身体から生じる匂いは色々な要因があって治す事も難しいですし、指摘もしづらいですよね。もしかしたら、気づいていないだけで自分も加害者になっているかもしれません。
今日は口臭についてご紹介します。臭いは、口の中の衛生問題もあるのですが、心や身体の病気が原因で臭っている可能性もあるのです。
病気が原因の口臭
身体の状態を診るのに嗅診という診断法があります。「がん探知犬」も話題になりました。
糖尿病
無理なダイエット、腐敗した甘酸っぱい果物のようなにおい(ケトン臭)
肝疾患
ネズミ臭やかびた魚臭
胃腸疾患
卵の腐敗臭
腎疾患、感染症
アンモニア臭
がん
化学調味料臭、硫黄臭
生理的口臭
口臭は、唾液から発生する事もあります。ストレスや姿勢など様々な要因によって、唾液の循環が止まってしまい口臭が発生してしまいます。ストレスを感じたり、うつむき加減の姿勢が多いと、自然と奥歯が嚙み合わさり、舌が沈下しやすくなります。そうすると、唾液が十分に流動しづらくなり、停滞しやすくなります。唾液から臭わないようにする為には、唾液の量、質、流れが重要なのです。口呼吸されている方は口の中が乾燥しやすくなるので、気づいたら唇を閉じましょう。
ストレスを感じやすく真面目な方注意
緊張をすると口の中がカラカラに乾いて水分が欲しくなるといった経験はありませんか?ストレスを感じると、口の中が乾燥しやすくなります。唾液は自浄作用がある為、臭いだけではなく虫歯のリスクも増えてしまいます。気になったら専門家に相談し、余り一人で悩むのはやめましょう。次に当てはまる方は要注意。
✔オーラルケアに神経質
✔ストレスに弱い
✔几帳面で真面目
✔他人の口臭に敏感
コーヒーやたばこの成分も口の中に残りやすいので、臭いの原因になります。摂取したら、口の中を漱いだり、お水を飲むなど工夫が必要です。また、大きな義歯を使用されている方は、唾液の流動が遮られてしまうので、口臭の原因にもつながりやすいです。
このように口臭は、趣向品や飲食の生活習慣、身体的、精神的なコンディション全てが反映され、病からくる口臭は自覚しにくいと言われています。その為、当の本人は周囲に迷惑をかけているという自覚がない為、誰でもが加害者と気づかないうちになっている可能性があります。スメルハラスメントは実は2社に1社があるという調査結果もあります。他人事と思わず体調管理にも気を付けたいですね。