産業お役立ちコラム
女性に多い悩み 女性の飲酒
女性の飲酒は近年一般的になっています。
その背景には女性の社会進出があり、会社の付き合いなどでどうしてもお酒を飲む機会が増えたという方も多いのではないでしょうか?
実は女性のアルコール依存症は年々増加し、今では依存症全体の約2割を占めると推測されています。
女性の場合、男性に比べ短期間で依存症となり、患者年代のピークが30代と若いことが明らかになりました。
■お酒の効果
お酒は適量であれば、ストレス解消効果、善玉コレステロールを増やすなど、体にとって良い効果をもたらします。
しかし、飲み過ぎるとさまざまな生活習慣病の原因となり、乳がんや胎児性アルコール症候群など女性特有の疾患リスクも増加します。
■女性の適正な飲酒量は?
一般的に男性の半分から2/3くらいにするのが安全とされています。
健康日本21(第二次)でも、生活習慣病のリスクが高まる飲酒量を、女性では男性(純アルコール40g/日)の半分の20g/日としており、リスクの少ない飲酒量としては、これより確実に少ない量に抑えることが好ましいです。
また、妊娠中、授乳中の飲酒は赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があるため控えましょう。
■純アルコール20gの目安量(以下のどれかひとつまで)
ビール中瓶1本(500ml)、日本酒1合(180ml)、チューハイ1缶(350ml)
ワイングラス2杯(200ml)、焼酎グラス(1/2杯)、ウイスキーダブル(1杯)
たとえ適量であっても毎日飲むのはよくありません。
おいしく、ほどよくお酒をたしなむことはよいことですが、女性の体はとてもデリケート。
週に1日はお酒を飲まない「休肝日」をもうけて、お酒と上手に付き合いましょう。