産業お役立ちコラム
食事で紫外線対策
6月といえば雨の日が増え、ジメジメした毎日ですね。
そんな曇りの日にも紫外線がでているのをご存じですか?
紫外線というと、夏のイメージですが、3月頃からすでに増え始めています。
日焼け止めの使用や帽子や日傘の外側からの対策に加えて、食事による内側からのケアをご紹介させていただきます。
抗酸化成分
紫外線を浴びると、体内を酸化させる活性酸素が発生します。
これが皮膚に起こると、しわやシミ、ソバカスなど肌の老化を引き起こします。
そこで抗酸化成分が、非常に大切です。
特に強い抗酸化力を持つ栄養素は、ビタミンA、C、Eです。
ビタミンAは免疫力を高めて肌荒れ予防、ビタミンCはコラーゲンの生成を促し、シミの原因ともなるメラニンの生成を抑制、ビタミンEは血行を改善して肌の新陳代謝を促します。
また、ビタミンACEの他にも『フィトケミカル』と呼ばれる食物の中に含まれる強い抗酸化作用を持つ物質があります。
たとえば、リコピンやβカロテンなどの『カロテノイド』、イソフラボンやカテキン、アントシアニンなどの『ポリフェノール』などがあります。
色の濃い緑黄色野菜や果物、大豆やナッツ類などの食材を意識的に増やしましょう。
また、栄養素は炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6つに分けることができ、これらを食事から摂ることで私達のからだは作られています。
野菜だけ、おかずだけ、朝ごはんを食べてないといった偏った食事はお肌や体に影響を与えます。
栄養素を偏りなく摂ることが何より大切です。
食生活以外では、起きる時間や寝る時間が、早かったり遅かったりと毎日変化がありませんか?
入眠3時間に分泌される成長ホルモンは、新陳代謝を促し、紫外線や外気などのダメージを修復する働きがあります。
睡眠ホルモンともいわれているメラトニンは、成長ホルモンを分泌する働きがあり、睡眠中に多く分泌されます。
質の良い睡眠は、お肌も心身のケアにも大切な要素になっています。春から夏にかけての紫外線対策に、食生活・睡眠もぜひ意識してくださいね。