産業お役立ちコラム
ナスをおいしく食べよう
年中通して食べることの多い野菜は様々ありますが、初夏から秋にかけて旬を迎える食材にナスがあります。
簡単に栽培できることから、家庭菜園をしている、なんていう方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなナスのおいしい食べ方についてご紹介いたします。
栄養素と調理法
90%以上が水分であることから、「栄養素が少ない」と思われがちなナスですが、実はカリウムやポリフェノール、食物繊維が豊富に含まれています。
これらの栄養素を効率よく摂るには、どのような調理方法が良いのでしょうか。
カリウムもポリフェノールも水溶性であるため、揚げたり炒めたりして栄養素を逃がさないようにするのがおすすめです。
暑い日には、軽く炒めてから煮る、煮びたしでスッキリを味わうのも良いですね。
汁物の具材として活用すると、汁に溶け出した栄養素もまるごと摂ることができますよ。
新鮮な食材を生でいただくのも、旬ならではですね。
変色を防ぎたい
さて、様々な調理法でいただけるナスですが「加熱すると色味が…」という声も少なくありません。
せっかく食べるならキレイな色のナスをいただきたいですよね。
加熱によって色味が悪くなるのは、ナスの色素が水に弱い性質であるためです。
そこで一番簡単な方法が「表面に油を薄く塗る」です。
油で表面をコーティングすることで、加熱時に発生する水に触れることなく、色の劣化を防ぎます。
塩または塩水を使って事前に水分を出しておくことで、加熱時に発生する水分を少なくする方法もあります。
ただし、塩水につける際は栄養素が抜けてしまわないよう、浸ける時間に注意しましょう。
時短のため、電子レンジで加熱する際は洗ったナスの水気を切り、まるごとラップで包みます。
水気をしっかり拭き取ること、ラップでぴったり包むことで、加熱時に発生する水分や酸化による変色を防ぐことができます。
これからナスが一番おいしくなる季節です。早速今日の一品に取り入れてみてはいかがでしょうか。