産業お役立ちコラム
ピーマンは何色を食べていますか?
普段、緑色のピーマンを食べる事が多いと思います。買い物先でもよく目にするのは緑色のタイプです。しかし、購入後色が変色してくる事があります。変色し始めたピーマン、廃棄していますか?切り取って緑色の部分だけ使っていますか?
信号のように色が変わるピーマン
実は、お店で売られている緑色のピーマンは、成熟する前のもの。置いておくと、黄色→オレンジ→赤色の順にだんだんと変色していきます。赤ピーマンになると日持ちがあまりしない為、緑色のピーマンがお店に並んでいます。もちろん、色の変化は熟している過程のものなので、食べる事ができます。
熟したピーマンの栄養素は違うの?
気になるのは、味や栄養価ですよね。実は赤色に変わったピーマンは栄養価が数倍高くなります。
・ビタミンCは2倍
・カロテンは3倍
・ビタミンEは5倍
風邪や腰痛、眼精疲労、冷え性、脂肪を溜めない効果もあります。緑色のピーマンは苦く子供には不人気ですが、赤いピーマンになると、苦みも抑えられ子供にも食べやすい味に変化します。しかし、ピーマン特有のシャキシャキ感は少なくなります。
ピーマンが赤くなってしまったけどもう少し保存したい
赤ピーマンはあまり日持ちがしません。しかし冷凍保存する事で1カ月程保存が可能となります。生のままでも塩ゆでしても保存ができます。どちらの場合もへた、わた、種を取り食べやすい大きさにカットします。水気を拭き取り冷凍保存用袋に入れましょう。