産業お役立ちコラム
衛生管理者の資格、お持ちですか？
衛生管理者の資格を取得するには、公益財団法人安全衛生技術試験協会が行っている国家試験に合格する必要があります。
2021年の合格率は、
第一種衛生管理者 42.7％
第二種衛生管理者 49.7％
※出典：「安全衛生技術試験協会ホームページ」（https://www.exam.or.jp/）
と、決して高くありません。
保健師の国家資格があれば、試験不要
保健師の国家資格をもっている人なら、都道府県へ届け出るだけで衛生管理者資格が取得できることをご存じですか？
一般の場合は「大学や高等専門学校を卒業し、1年以上労働衛生の実務に従事」もしくは「高校や中学校を卒業し、3年以上労働衛生の実務に従事」もしくは「10年以上労働衛生の実務に従事」する必要がある「第一種衛生管理者免許」が取得できます。
申請するだけなので、もっておくと良いかも知れません。
衛生管理者は仕事の幅が広がる
労働安全衛生法により、
"常時50人以上の労働者を使用する事業者は、その事業場専属の衛生管理者を選任しなければならない"と決められており、選任の必要があるのに選任していなかった・・・という場合は、罰則もあります。
また、現在は衛生管理者の資格をもった人の絶対数が少ないといわれており、就職に関して有利に働くこともあります。
就職先は、一般企業をはじめ、運送会社、建築会社、不動産会社など、さまざまです。
資格をもって、就職を優位に！
保健師のあなたは、「看護師」「保健師」という国家資格をおもちですね。
さらに申請することで取得できる「第一種衛生管理者」の資格も取得すれば、3つの国家資格をもつ事となります。
国家資格を3つ所持ということは、一般の人からみると、とても羨ましいこと。
就職難のこの時代に、働き先をさらに広げる事ができる、うれしい資格です。
申請方法は、労働基準監督署や都道府県労働局へ行き、保健師免許証・本人確認証などの必要書類を提出するだけです。都道府県によって異なる場合もありますので、確認してから申請してください。
