産業お役立ちコラム
意外と知らない?!履歴書作成、基本のキ
みなさん、履歴書を書くときに注意していることはどんなことでしょう?
人材紹介会社に勤めて10年以上、毎日たくさんの方々の書類を見ている担当者に、履歴書作成の間違やすいポイントを教えてもらいました。
年号は揃える
とても多いのですが、履歴書は和暦・職務経歴書は西暦で記載されている方。
人事担当者の方は、年号が違うととても読みにくいです。
必ずどちらかに揃えて記載しましょう。
※昭和・平成・令和と年号の変更が多いと、書くのも読むのもわかりにくいので
西暦で統一していることが最近では一般的になっています。
職歴欄には、会社名(または法人名)のみ記載
(悪い例) ●●●●株式会社 ●●●●センター ●●●●部 入社
※配属先、業務内容、職責など、長々とした記載が散見されますが、履歴書では
会社名(または法人名) 入職
会社名(または法人名) 退職
上記のように名前のみにして、詳細(部署名等)は「職務経歴書」に記載しましょう。
「退職」と「退社」、どちらで書くのが正しい?
履歴書には「退職」と書くのが一般的です。
「退職」も「退社」もどちらも会社を辞めるという意味はありますが、
以前、在籍した会社が社名変更した場合はどう書く?
会社名が変更された場合、履歴書には変更前・変更後の両方の社名がわかるように記入するのがオススメです。
※変更後の社名を(現・〇〇社)とカッコ書きで書くのが一般的。
「退職予定」と記載するのは、退職日確定の場合のみ
○○年 〇月 〇〇株式会社 現在在職中(〇年○月〇日自己都合により退職予定)
出社可能日:〇年〇月○日以降より就業可能です。
※「退職見込み」と書くのはNG
「見込み」とは「将来についての予想」や「将来そうなるであろうという期待」のことです。
つまり、「将来、退職できるといいな」と書いていることになりますので、「退職予定」とは意味合いが異なります。
この言葉は使用しないようにしましょう。
【免許・資格】欄への記載について
様々な免許、資格がありますが、「正式名称」を確認して記載してください。(以下、記載例)
また、資格、免許の種類によって、「取得」「合格」を使い分けましょう。
年 月 免許・資格
2012 4 看護師免許取得
2012 4 保健師免許取得
2012 4 養護教諭一種免許状取得
2015 7 商簿記検定試験3級合格
2015 11 実用英語技能検定準1級合格
・なお、同じ年月に取得した資格であっても、個々に記載してください。
(悪い例)
2012 4 看護師免許、保健師免許、●●教諭●種免許状取得
大前提として、「履歴書」「職務経歴書」は、受ける(入社したい)企業・組織の採用担当、上席、代表取締役の方々に向けた自身の報告書です。
作成した書類を、採用側の立場でご覧になってみて「こんな方なら採用したい」と思える内容になっていることが望まれます。
自身をアピールする最初のステップとなる大切な書類です。心を込めて作成しましょう。
転職活動に困ったときは、ぜひ私たちにご相談ください。