産業お役立ちコラム
「春の魚」を摂り入れてみよう!
春の食材と言えば、あなた何を思い浮かべますか?
菜の花やたけのこ、春キャベツやイチゴなど様々なものがありますが、今回は春の魚、中でも鰆(さわら)と鰹(かつお)にターゲットを絞ってご紹介したいと思います。
「鰆(さわら)」
字の通り、春の魚と書きますが、関東では冬の12月から2月、関西では3月から5月が旬と言われています。
西京焼きや粕漬けなど、漬け込んだ和風メニューとして食されることが多いですが、あえて洋風の「アクアパッツァ」に挑戦してみるのもおススメですよ。
青背の魚である鰆には、イワシやアジなどと同様に、良質のたんぱく質のほか、DHA・EPAといった不飽和脂肪酸が豊富です。
その脂分をいかし、同じ春の旬野菜の「春キャベツ」、下処理したハマグリ(もしくはあさり)、トマト、ニンニク、オリーブオイルと合わせて、フライパンで煮るだけ。
鰆と貝の旨味が野菜と合わさり、春を感じる一品が出来上がります。
「鰹(かつお)」
刺身やカルパッチョなど生で食すことが多く、血合いに独特な風味を感じる方も多いでしょう。
ですがこの血合いこそ、「鉄分」が豊富なんです。
疲労回復にももってこいの部分ですね。生食が苦手な方は、ごま衣をつけてカリッと揚げてみてはいかがでしょうか?
鰹をしょうゆ・みりん・生姜のしぼり汁に付け込み、水気を取ったあと、卵・水・小麦粉を合わせた衣につけ、白・黒の両方のごまをまぶして揚げるだけ。
より豪華なおかずに仕上がりますよ。
春の魚を、栄養面からも意識して食すと、季節と健康、両方を感じ取れますね。ぜひ試してみてください。