初夏が過ぎ、暦の上では夏になりました。

そうなると気になるのが「日焼け」です。日焼け対策も色々ありますが、『ビタミンCは日焼けを促進させるから摂らない方が良い』という情報に聞き覚えはありませんか？

ビタミンCと日焼けの関係を見て行きましょう。

ビタミンCではなくソラレン

実は、ビタミンCが日焼けを促進させるというのは間違いなのです。

では、どうして間違った認識が広がってしまったのでしょうか。

紫外線の吸収を促進してしまうと考えられているのは「ソラレン」という成分で、これがビタミンCと同じグレープフルーツやレモンなどの柑橘類に多く含まれることが原因ではないかと言われています。

どのような食材に含まれているのか

ソラレンを多く含む食材には、グレープフルーツやセロリ、ライムなどがあります。

日常生活で大量に食べることはあまりないかもしれませんが、抽出されたジュースでは一度にたくさん食べることができますし、しかも暑い日には冷たい飲み物を飲む機会も増えるため、好んでよく利用する方は注意が必要です。

果物や嗜好品の目安量を守って利用したいですね。

日焼けを促進すると勘違いされていたビタミンCは抗酸化作用があり、身体にもお肌にも良いビタミンで積極的に摂りたい栄養素です。

日焼けによる色素沈着はお肌のお悩みに多いシミ・ソバカスの原因にもなります。

紫外線が気になる方も、日焼けを特別気にしていない方も、これを機に紫外線対策を始めてみませんか？