産業お役立ちコラム
<管理栄養士監修>認知症は食事で予防できる?!
皆さん、毎日の食事・習慣は気にしていますか?
現在ネットでは様々な健康情報が飛び交い、
簡単にジャンクフードを食べられる環境にありますね。
ただ、食生活の乱れで様々な体の異変が起きますのでご注意を!
ちなみに、時短でパパっと作れるインスタントラーメンなどを過剰摂取すると
免疫力低下や腸内環境の悪化につながります。
そして味が濃く、こってりとした食事はさらに下記のようなリスクも招きます。
多くの研究結果より、高血圧症、脂質異常症、糖尿病が認知症の危険因子であることが分かっています。
中でも動脈硬化を防ぐ食生活に認知症の予防効果があることが判明しました。
具体的にはどんなものを食べるといいの?何の摂りすぎに気を付ける?
☆積極的に摂取したい食べ物☆(OK)
オメガ3脂肪酸(魚・オメガ3脂肪酸)・緑黄色野菜・大豆などをバランスよくとること
摂りたい食材は抗酸化作用のあるビタミンE,C,カロテンやポリフェノール。
また緑黄色野菜に多く含まれる葉酸は、不足するとアルツハイマー病の原因物質である
アミロイドβの作用を強めてしまいます。
そして、オメガ3脂肪酸のDHAは記憶力や判断力を向上させる効果がいわれています。
他にも、大豆に豊富なコリンは、認知症予防において重要なアセチルコリンの材料になる成分で、
多く摂取していた人は言語記憶や視覚記憶を高く維持できる結果がでています。
☆過剰摂取を控えるべき食べ物☆(NG)
ラード等など動物性の脂や、トランス脂肪酸を含むマーガリンなど。
食べ過ぎは、血中コレステロールが増え、動脈硬化のリスクが上がります。
また、糖分の多い菓子も避けたいところ。
過剰な糖は体内のたんぱく質を糖化させ、細胞や血管を傷つけることがわかってきています。
併せて、塩分の摂り過ぎに注意しましょう。
高血圧の対策も、認知症のリスクを下げることに役立ちます。
動脈硬化が起こると脳梗塞の発症リスクも上がり、
結果的に脳血管性認知症の発症率が上がってしまうので、これらの過剰摂取に気を付けましょう。
日々の食生活の見直しで、皆さん自身の健康と、ご家族の健康をしっかり守っていきましょう!