産業お役立ちコラム
和食は脂質が少ないって本当?
洋食や中華は油を使った料理が多いですが、一方で和食はいかがでしょうか。
低脂質で低カロリーのイメージがあるかもしれません。
しかし、本当に脂質が少ないのでしょうか?
洋食や中華に比べると、和食は油の使用頻度が低く脂質の量は少ない傾向にあります。
しかし、和食であっても気付かないうちに脂質を摂りすぎてしまっているかもしれませんよ。
【脂質の量が多い和食とは?】
和食の中でも脂質の多い料理は、かつ丼やすき焼き、お好み焼きなどがあります。
100gあたりの脂質の量を示すと、かつ丼の材料であるトンカツはロース肉を使うと35.9g。
すき焼きにかたロースを使うと37.4g、リブロースを使うと56.5g含まれます。
お好み焼きは、材料であるサラダ油とマヨネーズ各大さじ1杯の調味料だけでも合計20g以上の脂質が含まれています。
【脂質を抑えるための工夫】
材料や調理方法の変更などがあげられます。
例えば、同じ牛肉でもヒレ肉>モモ肉>ロース肉>バラ肉と脂質の量は少なります。
トンカツで使う肉をロース肉からヒレ肉に変えると100gあたり10g程度、さらにかつ丼の揚げる方法から親子丼の煮る方法に変えると20g程度の脂質をカットすることができます。
お好み焼きはマヨネーズ有りから無しにすると9.1gの脂質を抑えられます。
食物繊維を多く含む野菜類は、先に食べ始める事で余分な脂質や糖質の吸収を抑える効果が期待できますので、サラダを追加するなど意識して取り入れることをおススメします。
和食であっても意外と脂質を含むものがありますので、栄養バランスの偏りには気を付けながら健康的な食生活を送りましょう。