産業お役立ちコラム
【後編】4月に改正された個人情報保護法ご存じですか?
前編では個人情報保護法について簡単にお話しました。
ここからは、今年4月に改正された内容について一部ご説明します。
〇漏洩等報告・本人通知の義務化
これまでは努力義務でしたが、漏洩等が発生した場合、個人の権利利益を害する恐れが大きい事態について、個人情報保護委員会への報告及び本人への通知が義務化されました。
〇個人データの利用の停止・消去等の請求
利用目的外での利用や不正取得の場合に限定して消去請求が可能でしたが、改正後は個人情報保護委員会への報告義務のある重大な漏洩等が発生した場合や、元勤務先のホームページに自身の写真が掲載され続けていた場合などに、データ利用の停止・消去の請求が可能になりました。
〇不適正利用の禁止
こちらは今回新設されました。
違法・不当な行為の加担になる等、不適正な方法により個人情報を利用してはならない旨が明確化されました。
法令に違反していることを「違法」、その行為が道徳的に非難されるべきこと等、違法ではないがその制度の目的からみて適当でないことを「不当」といいます。
例:採用選考等で、性別や国籍で不採用にすること 等
上記以外にも改正・新設された項目がたくさんあります。
個人情報保護委員会のWEBサイト等で、確認しておくと安心ですね♪
「改正個人情報保護法 特集」(個人情報保護委員会)(https://www.ppc.go.jp/news/kaiseihou_feature/)をもとにアポプラスキャリア株式会社作成