産業お役立ちコラム
引きこもりの対処法
引きこもりが大人でも子供でも、理由がわからない事も多く、無理に問い詰めてもいい結果は生まれません。まずはあまり騒がずにそっとして見守りましょう。この時に大事なのは完全に一人にはしないことです。
しばらくはそっと見守る
食事は3食家族と一緒に心がけ、他の部屋からの生活音が聞こえるくらいの環境がベストだそうです。食事を部屋に届けるようになると、それをやめる事が難しくなるからです。そして「おはよう」「体調どう?」と気に掛けていることを示してあげます。適切な距離を保ち、いつでも相手の声を聴く用意があることを示しましょう。
理解者になることを示しジャッジしない
まず一番大切なのは、「外の世界に出られること」です。問題の本質、原因、責任などは、出てこられる事と比べたら小さな事にすぎません。「どうして出てこないの?」「甘えるな」「あなた自身の問題でしょ?」「私が悪かったわ」などこんな風に言いたくなるのは当然ですが、まずは「あなたの理解者になる」と伝えてみましょう。
今は、SNSなどが普及し、面と向かって話すよりもそういったツールを使ったやり取りの方が話しやすい方も多いと思います。引きこもった原因を探るのではなく、気軽な感じで、「明日の朝、起きたら●●へ行ってみない?」など気軽な感じを心がけましょう。大切にしないといけないものを間違えないでください。
専門機関に相談しよう
引きこもりが長期化すると、閉じこもっている本人はストレスが溜まっています。何かから逃れようとして自分の世界の中にいるのですが、その行動からもストレスを溜めています。これが爆発して何か壊したり、暴力を振るうことにもなりかねません。
世間体を気にしたり、恥ずかしいと感じる事もあると思いますが、そんな事を言っている場合ではありません。身体の具合が悪ければ、お医者さんに行き相談しますよね。精神的な不調も同じです。
また、支える家族も大変ですし、家族がふさぎこんでしまったら大変です。専門家に気持ちを聞いていただき、みんなで一緒に突破口を開いていきましょう。