産業お役立ちコラム
テクノストレス
現代では、多くの人が、パソコンやスマートフォン、ゲーム機器など多くのIT機器を利用しながら便利な生活をしています。こうしたIT機器によって生じる「テクノストレス症候群」に気づかないうちに皆さんも予備軍になっている可能性があります。感染症の流行もあり、人との交流が制限され一人の時間が多くなった方も多いと思います。その為、ネットサーフィンやゲームの時間が多くなり、気づいたら次の日を迎えていという経験をされている方もいるのではないでしょうか。
出典:「ネット依存・ゲーム障害の治療の実態と課題」厚生労働省資料
https://www.mhlw.go.jp/content/12205250/000759248.pdf p7
テクノストレス症候群とは具体的にはどのようなものなのでしょうか。
テクノストレス症候群とは
テクノストレス症候群は、依存症と不安症があります。
テクノ不安
子供の頃からパソコン機器に慣れ親しんでいなかったせいか、中高年に多く見られる症状で、扱うことへの苦手意識から、パソコンの前に座っただけで不安になり、冷や汗、震えといった拒否反応を示すというものです。悪化するとイライラや絶望感、抑うつ状態に陥ることもあり、パニック障害を発症することもあります。また、スマートフォンが鳴る度にストレスを感じることもあります。
テクノ依存症
テクノ依存症とは、パソコンやスマートフォンなどの情報機器に没頭してしまい、近くに機器がない、1日のほとんどで触っていないと落ち着かない、口コミが気になって仕方がないなど、心身に症状が出てしまう事を言います。
テクノ依存症では、主にスマートフォンでのゲームに没頭してしまう方が多いそうです。
スマートフォンは、どこにでも手軽に持ち歩け、便利なものではありますが、得に在宅が多くなっている方などは、使用頻度に気を付けたいですね。