産業お役立ちコラム
季節の変わり目のアレルギー
9月に向けだんだんと涼しくなってきましたね。季節の変化は、天候や植物など環境が変化していき、私たちの身体もその変化で体調に影響も出やすくなります。季節性のアレルギーで、くしゃみや鼻水、目の充血など悩まされる方は多いのではないでしょうか。
免疫の働きとアレルギー
通常は無害である物質に免疫系が過剰に反応するとアレルギーが発生します。普段は、ウイルスなどの病原体に対し抗体を作ることで身体を守ります。アレルギーがあると問題がないものでも、抗体を生成するようになり、アレルギー症状の原因と言われているヒスタミンとロイコトリエンを放出させます。
腸にある免疫
免疫系の80%が腸にあると言われています。その為、腸が何らかの機能障害があると、身体の免疫機能に影響が及ぶのでアレルギーを発症してしまいます。
ストレス
ストレスは、免疫と密接的な関係性があります。ストレスを受けると、ホルモンであるコルチゾールやアドレナリンが放出されます。この物質は、アレルギー反応に対抗できるものではありますが、これを常に放出しているとアレルギーに対応する力が弱くなってしまいます。
アレルギー症状を緩和する栄養素
主にオメガ3脂肪酸、ケルセチン、ブロメライン、ビタミンC。オメガ3脂肪酸であるEPAとDHAは炎症を和らげてくれる働きがあります。ケルセチンはヒスタミンの放出を妨げると言われています。ブロメラインは、気道組織の腫れを落ち着かせることができます。ビタミンCは、天然の抗ヒスタミン薬と言われていて、鼻の症状に良い効果があります。