産業お役立ちコラム

適度な運動習慣で免疫を強化

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過度な強度と長時間の運動は、免疫機能を低下させ、感染症の罹患リスクを高めてしまいますが、適度な運動習慣がある場合には、逆に免疫を強化することがわかっています。実際に、会話はほとんどできず、息切れするくらいのハードな運動を1時間してその前後で免疫指標となる唾液中のSIgA(分泌型免疫グロブリンA)の分泌量を測ったところ、低下しており、1日経過しても元の状態には回復しきらないことを確認ができています。

適度な運動ってどのぐらい

適度な運動は、血液やリンパの流れが良くなることに伴い、免疫細胞が体内を移動しやすくなり、がん細胞やウイルスに感染した細胞を発見しやすくなることが挙げられます。さらに、運動により体温が上がることで、免疫細胞がはたらきやすくなる効果もあります。適度な運動は、全身の血液循環と個々の免疫細胞のはたらき、双方にとって効果があるのです。

適度な運動には個人差があります。例えば、毎日ランニングしているアスリートにとっての「激しい運動」と、運動習慣のない方の「激しい運動」は同じではありません。

免疫力を高めるという視点から言えば、結論としては「軽く息があがるかあがらないか程度の運動」がベストです。隣で友人と短い会話をしながら歩くことができるくらいの運動強度とお考え下さい。だいたいの目安は18000歩です。

ウォーキングはストレスも軽減できる

ウォーキングそのものが身体に良い効果があるのに加えて、ストレスを軽減することで免疫機能を高める効果も期待できます。
・心疾患などのリスクを低下させる
・ストレス軽減させ免疫力が高まる
・幸せホルモン「セロトニン」が分泌される
・足腰の筋肉、骨が鍛えられる 

時々は森林浴の中のお散歩はいかがでしょうか。

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