産業お役立ちコラム

実は調理法で変わる吸油率

実は調理法で変わる吸油率写真

「揚げ物」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?鶏のから揚げやコロッケ、天ぷらやフライドポテトなど、子どもから大人まで人気なメニューが多いですよね。ついつい食べ過ぎてしまいがちですが、カロリーが高く気になる方も多いと思います。

食材で吸油率は変わる

吸油とは、食材が油を吸収することですが、実は同じ「揚げ物」でも食材によって異なります。揚げ物の種類は大きく4つに分けられます。

〈種類〉

素揚げ・・・素材に何もつけずに揚げる 
から揚げ・・・小麦粉や片栗粉をまぶして揚げる
天ぷら(衣揚げ)・・・素材に小麦粉と卵を合わせた衣をつけて揚げる
フライ(パン粉揚げ)・・・パン粉をつけて揚げる

吸油率は、フライが一番高く、続いて、天ぷら、から揚げ、素揚げと続きます。この吸油率の違いは食材の水分量です。油で揚げると食材に含まれる水分が外に出て、代わりに油を吸収します。そのため水分量が多い食材の方が吸油率が高くなります。乾燥パン粉より生パン粉の方が吸油率が多いのも、このためなんですね。

工夫のポイント

吸油率は、食材の切り方やつける衣の量で減らすことが可能です。食材は表面積が多ければ多いほど吸収する油の量も増加します。例えば、野菜のかきあげは細かい千切りにしてあるため、他の天ぷらよりも吸油率が高くなります。そのため、一口大のカツを何個も食べるより、一枚のカツを切って食べる方がカロリーを抑えることができます。また、小麦粉やパン粉などはより油を吸収しやすいため、衣の量を少なく薄くするようにしましょう。

食材や調理のポイントをおさえて、揚げ物も賢く利用して行きましょう。

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