女性に多い骨盤低筋の緩み。骨盤底筋が緩んでくると、それによる尿漏れや臓器を支え切れず、膣から子宮が飛び出してしまう事もあります。女性の骨盤底筋は、男性に比べると長さがあり、薄くて弱いです。そして女性は出産で筋肉がダメージを受けやすく、弾力が低下しやすいのです。

骨盤底筋を鍛えると嬉しい効果がある

骨盤底筋を鍛えると、尿道の開閉をコントロールする筋肉が正常に働きます。また、腹圧をかけても下でしっかりと支えられる為、力が入りやすくなり排便がスムーズにできるようになる効果もあります。骨盤底筋が弱ってしまったことで尿漏れに困っている方、便秘気味の方には嬉しいですね。

また、下がりやすかった骨盤内の臓器が正しい位置に固定されるので、滞りやすかった血流も巡りやすくなります。血流が改善される事で臓器の機能向上も期待ができます。ホルモンバランスを整えたい方や冷えに悩んでいる方も骨盤底筋を鍛える事をおすすめします。

骨盤底筋を鍛える体操

この体操はとても簡単で、椅子に座TVを観たり、本を読んだりしながらでも出来る体操です。

１．骨盤を立てた状態で、椅子に浅く腰かけます
２．太ももの内側に、タオルやクッションなど、柔らかく10センチ程度の厚みがあるものを挟みます
３．太腿に挟んだ物を落とさないよう、肛門・腟・尿道を締めるように力を入れ、10秒キープしましょう

イメージはパンツのファスナーを恥骨で上げる感じです。下腹部にも力を入れるとより負荷がかかりトレーニングの効果が上がります。