産業お役立ちコラム

辛い便秘 食物繊維も大事だけど・・・

辛い便秘 食物繊維も大事だけど・・・写真

便秘で悩んでいる方非常に多いと思います。近年、大腸がんや肺がんの死亡数がとても高く、腸活や禁煙の話題は豊富ですよね。皆さんはどんな便秘解消法を実践していますか?ヨーグルトばかり食べていませんか?乳製品はタンパク質も多く逆に便秘になりやすい体質の人も多いのです。同じように便秘の時に食物繊維をたくさん摂るのも危ない事があります。今日は、食物繊維のはたらきとそれ以外に摂取してほしい食品をご紹介します。

便秘時に食物繊維は良くない?

便秘の人は、腸の動きである「ぜん動運動」の機能が低下している為、便の“かさ”が大きくなり過ぎると動きが更に悪くなってしまいます。長時間腸内に便がとどまると水分を吸収されて硬くなってしまいます。そのような状態の時に不溶性の食物繊維をとると更に便秘が悪化してしまいます。 

2種類の食物繊維のはたらき

不溶性食物繊維の特徴は、水分を含んで膨らみ便の量を増やして腸の運動を活発にします。しかし便秘の時に不溶性食物繊維をとりすぎてしまうと更に便秘が悪化してしまいます。弛緩性便秘の方にお勧めされていますが、摂取量が一人ひとり異なる為注意が必要な栄養素となります
水溶性食物繊維の特徴は、便にうるおいを与え、ゼリー状にし、粘度を付与するはたらきと、小腸で食物の消化吸収をおだやかにするはたらきがあります。痙攣性便秘や、弛緩性便秘、直腸性便秘にお勧めです

食物繊維だけでは不足です

便は水分を奪われると硬くなってしまう性質があります。人は年齢を重ねるとからだの水分量が減ってきます。高齢者はのどの渇きも感じにくく水分摂取が遅れがちになります。便秘は加齢とともに増えていきますので、今のうちから意識して早めに水分を摂取する癖をつけておきましましょう。

また、適度な油も欠かせません。オリーブ油やごま油などの食物性油脂は、腸内で潤滑油となり、便の滑りをよくする効果があります。

「従業員の健康」産業お役立ちコラム

教えて&答えて交流掲示板

産業事例紹介

ニュース・お知らせ

イベント