産業お役立ちコラム

野菜を食べるなら生野菜?温野菜?

野菜を食べるなら生野菜?温野菜?写真

野菜は生と加熱どちらで食べるのが良いでしょうか?
実は、どちらにもメリットやデメリットがあります。

生野菜の方が良いの?

生野菜は、調理過程で失われやすいビタミンやミネラル等の損失を抑えられる利点がありますが、一方で一度に量を多く食べる事が難しい点や、食べ過ぎると消化吸収に時間がかかり胃腸が弱っている時などには不向きな点があります。

温野菜の食べ方の工夫

温野菜は、カサが減る事で食べやすくなる点や、渋みのあるアク成分が強いものなど生食に向いていない野菜を食べられる利点があります。しかし一方で熱や調理によってビタミンやミネラル等が失われやすい点があります。ほうれん草に含まれるビタミンCを例にすると、生食をビタミンC含有量100%とした時、茹で時間1分だと74%、茹で時間3分だと48%にまで減少してしまうのです。ただ、このビタミンCは水溶性で水に溶け出る性質があるので、味噌汁など汁ごと食べられる料理にすると流れ出るビタミンC等も摂ることができます。また、ほうれん草などの野菜には脂溶性ビタミンも含みますが、炒め物など油と一緒に調理すると吸収率が高まります。

1食あたりの野菜の目安量は生野菜だと両手1杯に対して、加熱すると片手のひら1杯になるので、量を多く食べやすくなりますね。つまり、1日野菜摂取の目標量350gを達成するに、生野菜と温野菜の両方を組み合わせることが、野菜不足の解消には必要です。15皿を目標にぜひ今日からチャレンジしてみましょう。

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