産業お役立ちコラム
果物の適量とは
果物を摂る習慣がありますか?果物はビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で体に良いイメージがあります。間食や食後のデザート替わりに利用する方も多いのではないでしょうか。もちろん、適量を摂る分には体に良い果物ですが、糖分も多く含んでいるため、摂り過ぎには注意が必要になります。では、一日にどのくらい食べるのが良いのでしょうか。
健康な方の果物の目安量
農林水産省の策定している食事バランスガイドでは可食部で1日200g程度とされています。これは、みかんなら2個、りんごなら1個、バナナなら2本程度に相当します。また、果汁100%のジュースなら、コップ1杯相当の200gを同等の量として扱います。また、血糖値が高めの方の場合、果物を摂り過ぎないよう注意されている方もいらっしゃるかと思います。血糖値が高めの方の果物の目安量としては、りんごなら1/2個、バナナなら1本程度となります。果物のジュースは果汁100%のものであっても血糖値が上がりやすくなるため控えた方が安心です。
日本人が1年間にどのくらい野菜や果物を消費しているかを農林水産省の食料需給表のデータによると、60歳代がもっとも野菜や果物を摂取していますが、若い世代の摂取量が低いことが目立っています。20代や30代などでは目標量の7割、5割しか野菜、果物を食べていないのです。
旬の果物は特に栄養も豊富
これからの時期ならスイカや桃やメロンなど、果物単品でも良いですし、ヨーグルトなどと合わせると更に不足しやすいカルシウムの補給にもなります。果物は日本人の食事で不足しやすい食物繊維を摂るのにも適していますので、是非普段の食事に旬の果物をプラスして、バランスの良い食生活を心掛けたいですね。