産業お役立ちコラム
スパイスを取り入れよう!
暑い夏は食欲が低下し十分に食事がとれない日もありますよね。栄養不足や夏バテ対策として、これからの夏本番に向けておすすめのスパイスをご紹介します!
■にんにく
香り成分であるアリシンは、抗酸化作用のほか、ビタミンB1の吸収を高めると言われています。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える補酵素として働くため、豚肉などビタミンB1豊富な食材と一緒に食べると疲労回復に効果的。特有の香りも食欲をそそられますが、にんにくはグルタミン酸という旨味成分を含むので、イノシン酸に富む肉や魚などの食材と組み合わせると旨味の相乗効果で食欲増進の効果が期待できますよ。
■唐辛子
辛味成分であるカプサイシンは、適度な摂取は舌を刺激して唾液の分泌を促し食欲増進や胃の働きを助けてくれます。また、アドレナリン分泌が促進されることも分かっており代謝促進や発汗促進に効果が期待されています。ただし、多量の摂取は胃腸の粘膜を荒らすことにつながりますので、食べすぎには注意しましょう。
■生姜
辛味成分であるジンゲロールは、発汗を促し余分な熱をとってくれることから夏バテ予防に効果的。この成分を活かして食べるには、生食できる冷奴やそうめんの薬味としてすりおろした生姜を加えて食べるのがおすすめです。加熱するとショウガオールに変化し、体を芯から温めてくれますので夏の冷房で体が冷えやすい方は加熱して食べると良いですよ。
ぜひスパイスを上手に取り入れて、美味しく元気に夏を乗り切りましょう。