産業お役立ちコラム
新生活こそ食事に注意
新年度から、生活する環境や人間関係が変わったという人はいませんか?
この時期は、生活リズムの変化から自分でも気づかないストレスにより、気持ちが不安定になる方も多いかもしれません。
メンタルの不調で気持ちが疲れ切ってしまう前に、簡単にできるセルフケアを取り入れてみましょう。
■ホルモンとの関係
感情や気分のコントロールに関わるホルモンに「セロトニン」があります。
これは脳内で働く神経伝達物質の一つで、不足すると、イライラしたり、気分が落ち込んだり、更には、睡眠不足や食欲不振、うつ症状など、体の不調や病気などの原因になると言われています。
日常生活を送るうえで、セロトニンは重要な役割を担っています。
■食事との関係
セロトニンの生成には、アミノ酸の一種であるトリプトファンやビタミンB6が必要です。
〇トリプトファン
体内で作ることができない必須アミノ酸の一つで、チーズやヨーグルトといった乳製品や、レバー、大豆製品、ナッツ類に多く含まれています。
〇ビタミンB6
赤身肉、鶏肉、レバーなどの肉類や、マグロやイワシなどの魚類に含まれています。
忙しいと、簡単に食べられるご飯やパン、甘い間食で済ませてしまいがちですが、セロトニンの材料になるタンパク質も意識することが必要ですね。
更に、太陽光を浴びることも、セロトニンの生成に不可欠であるため、気分転換に散歩をしながら、1日20~30分は日に浴びて、健康生活を目指していきましょう。