産業お役立ちコラム

単純な体調不良と思っていたけど・・

単純な体調不良と思っていたけど・・写真

気持ちが落ち込んだり、憂鬱になる事も何度か経験があると思います。身体の痛みや風邪の症状はわかりやすく、直ぐに病院に行こうと行動に移しやすいやすいですが、精神的な辛さではなかなか病院に行くことはとても少ないと思います。
しかし気持ちが疲弊しすぎると生きるエネルギーが枯れきってしまいます。
気持ちが落ち込む、楽しめない、気力が出ないなど心の症状が出て、脳は正常なはたらきをしなくなります。脳とすべての臓器は自律神経やホルモンで密接につながっている為、体にもいろいろな症状が現れます。うつ病とは、自分が認識しないうちにどんどん色々と症状が出てくる心の病です。

胃腸障害や痛みで、内科や整形外科に通院している方の中には検査しても原因が見つからず、精神科や心療内科を紹介され、そこでうつ病と診断される方も多くいらっしゃいます。胃腸障害以外にもうつ病で見られる体の症状いくつかあるので紹介いたします。

不眠症
ほとんどのうつ病の人に見られるのが不眠症です。なかなか眠れない為、疲れがとれないまま朝を迎えてしまいます。不眠症で内科に通院しても睡眠薬だけを処方してもらう人もいますが、睡眠は十分にとれても、日中の気分が優れない場合にはうつ病の可能性があります。

食欲がなく体重が減る
自立神経を通じて胃腸の動きに悪い影響を与えるため、食欲がなくなり体重が減少していきます。食べ物全体が美味しくなくなったりすることもあり、吐き気を感じて胃液が食道の方まで逆流する逆流性食道炎と診断される事もありますが、背後にはうつ病が隠れていることも。このように胃腸の不調により下痢や便秘を繰り返してしまうこともあります。

頭痛
頭痛薬で治らない頭痛がうつ病の薬で治ることもあります。
浮動性めまい
突然足元がふわふわした感じがして、まっすぐ歩きづらくなることも。
胸が苦しい・息苦しい
特に早朝に動悸・息苦しさなど胸の痛みで目が覚めることも。慢性の咳、過呼吸、ため息、胸に何かつかえるものがある。

頻尿や寝汗
頻尿、残尿感、汗っかき、口の渇き

生理不順、インポテンツ
うつ病では性的な問題も現れます。女性ホルモン男性ホルモンの分泌が低下するため、更年期障害に似た症状が出るためです。異性への興味もなくなってしまいます。

痛み
うつ病になると、痛みを感じる脳の部分が敏感になります。頭痛、顔面神経痛、腰痛、五十肩、痛み止めが効きにくい。

手足のしびれ
原因不明の手足のしびれ。弱い電気がピリピリ流れているような不快な感じ。

だるさ
寝ても休んでもだるさが取れない。ゆっくり休んでも疲れがとれない。

風邪のような症状
うつ病の人は37度を超えた微熱で苦しむ事があります。普通の風邪は、ウイルスが体内に入り、自己免疫で体に炎症反応が起き発熱物質が作られますが、うつ病の場合、ストレスに反応して脳が体温を高く設定してしまいます。微熱が続くと体もだらくなります。また、自律神経失調症から咳が出ていることもあるので、風邪と区別がつかなくなるケースがあります。

免疫の低下
体の抵抗力が落ちます。風邪や膀胱炎にかかりやすくなります。帯状疱疹はうつ病の時にもよく見られる症状です。

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