産業お役立ちコラム
ストレスと栄養素の関係とは?
ストレスとは、心や身体に対する外部からの刺激のことで、上手く発散できなかったり、長く続いたりすると色々な変化が表れます。
代表的なものは、不安やイライラなどの感情の乱れ、また胃痛や動悸、不眠などと精神的なものから肉体的なものまで様々なものがあります。
今の時代、多かれ少なかれストレスを感じている人がほとんどではないでしょうか。
【「セロトニン」の働きを知っておこう】
神経伝達物質のひとつであるセロトニンは、緊張やストレスを感じると脳から分泌され、自律神経のバランスを整えます。
このセロトニンには身体の中では作ることのできない必須アミノ酸であるトリプトファンが必要なため、毎日の食事から摂る必要があります。
【「トリプトファン」が豊富な食品とは?】
多く含まれるのは大豆製品、乳製品、穀類、卵、肉、魚などです。
このように多くの食品に含まれているので、バランスよく主食・主菜・副菜を揃えて食べることで必要な栄養素を摂取することができます。
トリプトファンは、睡眠を促すメラトニンの産生にも関わっているため、良い睡眠をとるためにも大事な栄養素です。
『寝る前にホットミルクを飲むと眠りやすくなる』というのも聞いたことはありませんか?
牛乳にはトリプトファンが含まれていること、また温かい飲み物でホッと落ち着くなど影響しているのかもしれません。
普段の食事に一つの工夫を取り入れることで、ストレスの発散や解消に繋がるかもしれませんよ。
良い睡眠はストレスを和らげることにも繋がります。まずは食事から意識していきましょう。