産業お役立ちコラム
お肉は体に良いもの?悪いもの?
あなたは「お肉を食べると太りやすくなる」や「コレステロール値を上げる」など、耳にしたことはありますか?このようなネガティブな情報を聞くと、太りたくないからお肉を食べない、また食べても少量にするなど、お肉離れをしてしまっている方もいるかもしれません。今回はそんなお肉にまつわる情報を紹介します。
健康に過ごしていくために不可欠な‘たんぱく質源
たんぱく質とは20種類のアミノ酸からなり、次のような働きがあり生命維持に欠かせない栄養素です。
・体の臓器や筋肉、肌、髪の毛などを作る
・栄養素を全身へ運ぶ
・免疫物質を作り出す
太るからといってお肉を制限し過ぎてしまうと筋肉量が低下し、脂肪燃焼の効率も悪くなってしまうため、かえって脂肪が落ちにくい状態になってしまうのです。毎食のおかずでたんぱく質はしっかり摂りたいですね。
体内では作れない必須アミノ酸
たんぱく質の中でも人体では作り出せない9種類のアミノ酸を『必須アミノ酸』といい、お肉はこれらのアミノ酸がバランスよく含まれている‘良質なたんぱく質’です。また、お肉にはたんぱく質だけでなくビタミン・ミネラルが豊富に含まれていて、動物によっても少し異なります。
・豚肉 炭水化物の代謝にかかわるビタミンB1が豊富
・牛肉 新陳代謝を助ける亜鉛や貧血にかかわる鉄分が豊富
・鶏肉 肌の修復をしてくれるビタミンAが豊富
野菜と一緒に摂ってたんぱく質を効率的に活用できるビタミンを補ったり、同じたんぱく質源である魚類や卵、乳製品や大豆製品などと組み合わせ合わせたりして、様々な栄養素を補いながら食事を賢く美味しく続けて行きましょう。
(参考文献)
e-ヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-044.html