産業お役立ちコラム
缶詰には栄養があるの!?
災害時に利用するなど保存食として塩分の多いイメージが強い缶詰ですが、皆さんは普段、どれぐらい利用されていますか?私の家では、鯖缶とツナ缶は父の好物で常備してあります。
缶詰は明治時代にいわしの油漬けを作ったのを機に、その後、鮭やカニ、ミカンなどの缶詰が作られるようになりました。現在ではコーンやマッシュルームなどの素材だけではなく、焼き鳥、カレー、おでんなど料理系も販売されています。近年ではサバの缶詰が話題になり、スーパーでは売り切れることもよく見受けられました。
缶詰が長きに渡り、人々に愛されるのはなぜなのか?
ずばり、「値段が安い!」「保存がきいて、常備しておける!」ということではないでしょうか?
生の状態ではすぐに傷んでしまう食材も缶詰にすることで、賞味期限を長くすることができます。
また、加熱殺菌をおこなっており、保存料を使用しなくてもいいのです。
肝心な栄養面はどうでしょうか?
缶詰を作る際は、旬で大量に出回る時期に、空気なども入らない状態で加工するため、損失が少なく、栄養価の高いものが出来上がります。
また魚の缶詰の場合、高温高圧調理により、骨ごと食べられるので、魚の栄養を丸ごと摂ることができます。不足しやすいカルシウムがしっかり摂れるのは嬉しいですね。
他にもDHAやEPAが煮汁にも含まれるため、煮汁ごと食べられるよう、スープやお味噌汁にするのがおススメです。
今夜のおかずに使ってはいかがでしょうか?