産業お役立ちコラム
大根は緑黄色野菜?淡色野菜?
日本人に馴染みのある食材の一つに、冬が旬な大根があります。焼き魚に添えられている大根おろしではサッパリとした味わいが、煮物やおでんでは味が染みていてまた違った味が楽しめるなど、様々な調理でお子様から大人まで人気な食材ですよね。
栄養について
野菜に含まれる成分のほとんどは水分ですが、果たして大根に栄養はあるのでしょうか?安心してください、大根にも栄養素は含まれています。特に、根の部分にはビタミンCやビタミンB群が豊富に含まれているので、風邪が気になる時期にもピッタリな食材です。
葉の部分の活用
捨ててしまいがちな葉の部分にも、ビタミンAやカルシウム、カリウムなどが含まれています。大根は、野菜としては珍しく、葉の部分は緑黄色野菜、根の部分は淡色野菜の特徴を持つ野菜でもあります。こんな栄養豊富な食材は余すことなく使いたいですよね。ぜひ、購入する際は葉っぱ付きの大根を購入しましょう。
辛みの成分
大根をおろした時の辛い成分であるイソチオシアネートには、抗酸化作用や抗菌作用の特徴があります。これは、部位によって含有量が異なり、葉に近い部分よりも根の部分に多く含まれています。時間が経つにつれて蒸発してしまうので、おろした直後に食べるのがおすすめです。他にも、大根には多くの酵素が含まれており、でんぷんを分解するアミラーゼは食べ物の消化を助けるので、胸やけや胃もたれ、二日酔いの際にもおすすめな食材と言えます。
冬の季節は、乾燥と気温差で体調を崩しがちですので、大根を取り入れて元気に過ごしていきましょう!