産業お役立ちコラム
口内炎と栄養素の関係
『痛いっ!またできた、口内炎』、こんな経験ありませんか?
食事もおいしく食べられないし、時には我慢できないほどの痛みが表れたり、できれば口内炎にはなりたくないですよね。
そんな口内炎ですが、栄養素と密接な関係があるのはご存知でしょうか。
■口内炎について
口内炎とは、口の中で起こる炎症の総称です。
原因は様々ありますが、ストレスや栄養不足など体の内側から起こるタイプや、頬を噛んだり歯ブラシで傷つけたりするなど物理的な刺激で起こるタイプ、他にもウイルス感染によるタイプもあります。
■おススメの栄養素
口の中にできた傷は、栄養素が足りないとなかなか修復してくれません。
誰もが一度は聞いたことのある『口内炎ができたらビタミンを摂ると良い』ですが、実はビタミンだけたくさん摂ったからと言って口内炎がすぐ治るわけではありません。
ポイント①:亜鉛
あまり聞き慣れない栄養素かもしれませんが、亜鉛はタンパク質合成に関する役割を担っているため、傷の修復を促してくれることで口内炎の治癒に関与します。
亜鉛は、牡蠣や豚レバー、カシューナッツ、卵に豊富に含まれるため、日ごろから意識するようにしましょう。
ポイント②:ビタミン・ミネラルは満遍なく
ビタミンB群やビタミンC、亜鉛だけを摂るという方法はお勧めできません。
なぜなら、ビタミンやミネラルは互いで助け合って体の中で作用しているため、一つが欠けたり多すぎたりするとその働きも十分に生かしきれません。
特定の栄養素だけを含むサプリメントより、様々な栄養成分の入ったものまたは天然の食材を多く取り入れることが重要です。
口内炎と栄養素の関係を理解して、口内炎に悩まされず日々のおいしい食事を楽しみましょう!