産業お役立ちコラム

糖質の分類と吸収

糖質の分類と吸収写真

糖質が多い食材と聞くと何を思い浮かべますか?

ご飯やパン、バナナやぶどう、アイスクリームやお餅など様々な食べ物がありますが、食材ごとに糖質の種類が異なり、吸収速度も異なることはご存知でしょうか。

◆糖質の種類とは?

糖質には、これ以上分解されない最小単位の単糖類と、単糖類が2つ以上くっついた二糖類、他にも、単糖類がたくさん集まった多糖類があります。

身近な食べ物では、単糖類ではスポーツドリンクに良く含まれるはブドウ糖、二糖類では砂糖や麦芽糖、多糖類には、ご飯や小麦粉に含まれる「でんぷん」があります。

◆それぞれの特徴は?

糖質は大きさが小さいものほど体内で吸収されやすいため、単糖類・二糖類・多糖類の順となります。

穀類やイモ類などに多く含まれる糖質は、他のたんぱく質や脂質に比べると体内で最も早くエネルギーに変わる栄養素です。

食事をして取り込まれた糖質は、口や胃などを経由して分解され、最終的に小腸で単糖類や二糖類で分解されて吸収されエネルギー源になります。

ちなみに、「血糖値」とは、このようにして血液中に入ったブドウ糖の量のことを指します。

ブドウ糖が分類される単糖類は、エネルギーになりやすいため、体内でまずブドウ糖から消費されます。このことから、単糖類や二糖類は、食べてすぐに血糖値が上がりますが、多糖類は、糖質の中では消化に時間がかかるため、血糖値の上がり方が緩やかになることが分かります。

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食材の特性を理解して、糖質も上手に取り入れましょう。

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