産業お役立ちコラム

微量栄養素とは?

微量栄養素とは?写真

身体に必要な栄養素として、三大栄養素「タンパク質・脂質・炭水化物」がありますが、これは主に身体のエネルギー源や身体を作る材料として働いています。これにビタミンとミネラルを加えると五大栄養素となり、ビタミン・ミネラルは、微量ながらも身体の構成や機能の調節をするため、“微量栄養素”とも呼ばれます。

■身体を構成するもの

主に4つの“元素”(酸素・炭素・水素・窒素)があり、それ以外の元素の総称を「ミネラル」としています。厚生労働省が作る日本人の食事摂取基準では、ミネラルは、1日当たりの必要量に対して大きく2つに分けることが出来ます。

多量ミネラル ⇒カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、マグネシウム(骨や歯の形成や神経・筋肉細胞へ電気的な刺激を与え、情報伝達や筋肉運動を行う機能に関与)

微量ミネラル ⇒鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン(コラーゲンの合成や炭水化物の代謝、体内の酸素の運搬の働きなど関与)

鉄不足による貧血はよく耳にしますよね。僅かな必要量であっても、欠乏すると身体への症状としては大きく影響することを意味します。

カルシウム.jpg

多量ミネラルはバランスが非常に大切と言われ、一例として「カルシウムマグネシウム」、「ナトリウムカリウム」などは、2つのセットで食事から摂ることを意識しましょう。

「カルシウム」は乳製品、「マグネシウム」は海藻大豆などに多く含まれるため、海鮮丼にワカメや海苔が添えられているのも理にかなった食べ方です。また、調味料に多く含まれるナトリウムは、カリウムが多い野菜や果物と一緒に摂ることで、余分な塩分を排出し身体の機能を調節してくれますよ。

毎日同じものばかりを食べていると摂取する栄養素も偏ってしまいます。ミネラルにもバランスがある事を意識して、食材の選び方にも注目していきましょう。

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