あなたは野菜をしっかり食べれていますか？自信をもって『はい』と答えられる方は、どのくらいいらっしゃるのでしょうか。野菜をしっかり食べているかの目安には、厚生労働省が策定している「健康日本21(第二次)」の中で、生活習慣病を予防し、健康な生活を維持するための目標の一つとして、野菜を1日350ｇ以上食べましょうと掲げられています。

これは生の状態であるため、具体的な量としては、だいたい両手の平一杯で3つ分の量になります。これだけ聞くと『結構多いかも…』と思われるかもしれませんが、摂り方次第で簡単に目安量もクリアできますので、今回はその方法をご紹介いたします。

■野菜の賢い食べ方

しっかり量を食べるとなると、野菜だけでお腹いっぱいになってしまいそうだし、揃えるのも大変ですよね。毎日続けるためには、継続可能な内容でないといけません。

●かさを少なくする

先程、生の状態での野菜の目安量を紹介しましたが、加熱した状態では、片手の平一杯分で生野菜と同量となるため、生の状態と比べて約1/2まで量が減ります。そのため、量を食べたい時は、温野菜にすることで簡単に摂ることができます。更に、細かく刻むことでもかさを減らすことができるため、食べたい食材に応じてアレンジするのも良いですね。

 ●栄養の吸収率をアップさせる

野菜の栄養の多くは細胞壁の中に存在しているため、細かく刻むことで野菜の細胞壁が壊され、栄養が吸収されやすくなります。かさをへらすだけでなく栄養の吸収も期待できるため、おススメです。

●市販品を活用する

食材以外にも、市販の野菜ジュースやケチャップなど野菜を使った調味料や加工品が豊富にあります。食材で350g毎日摂り続けるのが難しい時は、このような商品を利用しながら野菜の摂取を心掛けていきましょう。