「春の皿には苦味を盛れ」ということわざをご存知ですか？

「春に苦いものを食べると体に良い」という意味で、「苦み」は春野菜を指します。

春野菜にある特有の苦みのもとである植物性アルカロイドは、体内の不要物の排出を促します。

今回はおすすめの春野菜をご紹介いたします。野菜をおいしく食べて、暑い夏に備えましょう♪

春キャベツ

葉はやわらかめで、みずみずしいのが特徴です。

キャベツには美容と健康にも良いとされるビタミンCが豊富です。

また、胃炎や潰瘍の回復に効果があると言われるビタミンUが含まれています。

ビタミンCは熱に弱く、ビタミンUは水に溶けやすいため、生でサラダにして食べるのがおすすめです。

新たまねぎ

新たまねぎは乾燥させずにすぐ出荷されるため、水分を多く含み辛味が少ないのが特徴です。

辛味の元になる硫化アリルも豊富に含まれ、消化液の分泌を促進して新陳代謝を盛んにし、血液をサラサラにする働きがあると言われています。

硫化アリルは水溶性で熱に弱いため生で食べることで効率良く摂取することができます。

アスパラガス

アスパラガスには抗酸化作用があるβカロテンや血液に関係する葉酸やカリウムなどが多く含まれます。

また、新陳代謝を促して疲労回復の一助となるアスパラギン酸も豊富です。

旬を迎えた春のアスパラガスは身がやわらかく甘みもあるため、少し火を加えただけでおいしくいただけますよ！

たけのこ

たけのこには高血圧や生活習慣病の予防に良いとされるカリウムの含有量が多いのが特徴です。

不溶性食物繊維が豊富で、腸の働きを促してくれるので便秘でお困りの方にもおすすめです。

素材のおいしさを堪能できるたけのこご飯や煮物にしてみるのも良いですね。

旬の食材には体にとってうれしい栄養成分がぎゅっと詰まっています。

今日から取り入れてみてはいかがでしょうか。