産業お役立ちコラム

優秀食材!にんじんの栄養

優秀食材!にんじんの栄養写真

一日にどのくらいの野菜を食べていますか。

日本人の一日当たりの野菜摂取量は平均280gです。

食事摂取基準の目標量は350gなので、約70g不足していることになります。

これは小鉢1つ分に相当するといわれますが、70gといわれてもイメージがつきにくいですよね。

では、何をどれだけ食べれば70gの野菜がとれるのか見ていきましょう。

よく使う食材で見ると、にんじん中ほど約3センチ分、中くらいのトマト約1/2個、ほうれん草約2株、小さめのピーマン約2個、もやし1つかみ分となります。

たしかに、小鉢1つで70gプラスすることができそうです。

 

今回は使い方のバリエーション豊富なにんじんの栄養素についてご紹介します。

 

にんじんの栄養

にんじんは緑黄色野菜のなかでもα-カロテン、β-カロテンを豊富に含みます。

β-カロテンは体内でビタミンAへ変換されて目や皮膚の粘膜を正常に保ち、暗いところで視力を保つなど目の健康に必要な栄養素です。

また抵抗力を高める役割も持ちます。

 

にんじんの調理

β-カロテンは皮に多く含まれるので、皮はむかずに調理するとよいでしょう。

フードロスの削減にもつながりますね。またビタミンAは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に取ることで吸収率が高まります。

炒め物にしたり、ドレッシングをかけたりして食べると効率よく栄養を摂取できます。

また、にんじんにはビタミンCを破壊するアスコルビナーゼという酵素が含まれています。

にんじんを50度以上で加熱するか、酢を少し加えると酵素の活性を抑えることができます。

一度加熱するか、ピクルスなどにするとよいでしょう。

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1年を通して身近で手に入りやすいにんじん。毎日の食事に小鉢1つプラスして、健康な体づくりを心がけましょう。

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