前回は、睡眠にお勧めの栄養素や食材をご案内しました。この記事では、睡眠を妨げる栄養素をご案内します。睡眠によくない栄養素は「カフェイン」が有名ですね。「カフェイン」については皆さん詳しいと思うので割愛し、それ以外のものをご紹介します。ちなみにカフェインは、飲み物だけではなく皆さんが好きなチョコレートの「カカオ」にも含まれていますので注意。

インスタント食品に含まれるリン酸塩が危ない！摂りすぎ注意！

便利で長期保存が可能なインスタント食品ですが、保存料として使用されているリン酸塩が実は眠れない原因になっている事もあります。また、亜鉛やカルシウムの排出を促してしまいます。スナック菓子、清涼飲料水、加工製品にも使われていることも多いので、自宅にストックがある方は成分表示を確認してみましょう。

なぜ寝る前の食事は良くないのか

実は胃腸が働いている間は深い睡眠を取る事が難しいのです。これを予防する為には、夜は出来るだけ消化の早い食事を心掛けたり、就寝時間を逆算して夕食の時間を早めるなどの工夫が必要です。働いていると時間の工夫が難しく感じますが、夕方に少し食べておくだけで、夕食の量を減らす事もできます。食事で脂っこいものは、胃の中の停滞時間が４時間もありますので、遅い時間のメニュー選びは気を付けましょう。私はこれを逆手に取り、朝はパンにオリーブオイルをつけて食べています。腹持ちが良いので午前中にお腹が空いてしまいやすい人はお勧めです。

アルコール

お酒は私も晩酌が好きでグラスに１杯は頂きます。よく眠れそうな気もするのですが、実は寝つきが良くても睡眠の質に関しては違うようです。血中のアルコール濃度が睡眠中に下がってくると覚醒しやすくなります。寝酒はトイレの回数を増やしたり、身体の水分を奪ってしまうので良くないそうです。考えてみれば、酔いが覚めれば、トイレにも行きたくなり、目も覚めますよね。

参考：阪野クリニック　https://banno-clinic.biz/sleep-stomach-problems/