産業お役立ちコラム
毎日の食事に果物をプラスする事でダイエットやメンタルにも効果的
毎日果物を食べられていますか?
私のデスクには、手軽に食べられるクッキーが常備されています。果物が良いとわかっていても、意識をしないとなかなか食べられない事が多いように感じていますが、皆さんは上手に取り入れられていますか? 実は、国際的な研究では果物や野菜を多く取り入れることで、幸福度の改善や、抑うつ症状の軽減、生活習慣病に対して高い予防効果がある事がわかってきています。
1日に約200gを食べよう
厚生労働省と農林水産省が作成した毎日何をどの位食べたら良いかという目安がわかる“食事バランスガイド”という指標があります。この中で果物は毎日の食生活に欠かせない食品と位置付けられ、1日約200g(みかん2個分)とされています。果物は不足しがちな食物繊維や塩分の排泄を促すカリウムが多く含まれており、体調維持に必要なビタミン類も多く含んでいます。先進国の中では低い摂取基準であるため、日本でも今後の摂取拡大が提言されています。
お菓子の代わりに置き換えダイエット
甘い果物ですが、エネルギー量は他の糖と変わらず4kcalで脂質はほとんど含まれません。このため、お菓子の代わりに食べればダイエットに効果的と言えます。また、果物に含まれる果糖はブドウ糖に比べて吸収が遅く、しかも早く代謝されるため、血糖値を上げにくいとされています。日本糖尿病学会でも1日80kcal分の果物摂取を勧めています。
朝食にフルーツを食べよう
「朝の果物は金」ということわざがあります。これは一日のスタートとなる朝食で、就寝中に失われてしまう水分や栄養素を果物で補給することが効果的と言われるためです。果物は朝でも食べやすい食品であり、さわやかな食感を与える有機酸が多く、食欲の増進につながります。香りや色彩もとりどりで精神的もゆとりを与えてくれます。
果物に限らず、どんな食品でも食べ過ぎは良くありません。目安量を守ってメリットの多い果物を毎日摂取しましょう。
参照:FACT BOOK果物と健康五訂版(公益財団法人 中央果実協会)