産業お役立ちコラム
鶏肉の部位によってたんぱく質や脂質の量が違う
鶏肉の部位の栄養素の違い
鶏肉といえば、高たんぱく質で低脂質な良質なお肉とよく聞きますよね。ダイエットのため、筋肉をつけるため、脂質を控えなくてはいけないときなどに積極的に鶏肉を選ぶこともあるかと思います。
しかし、鶏肉の部位によってたんぱく質の量や脂質の量がどれだけ異なっているかご存じですか?料理や好みによって部位を選ぶ必要はあるかと思いますが、今回は鶏肉の部位別たんぱく質と脂質の量をランキングでご紹介します。
【たんぱく質量】()内は100g当たりの量
1位:ささみ(23.9g)
2位:むね肉(皮なし)(23.3g)
3位:もも肉(皮なし)(19g)
4位:手羽もと(18.2g)
5位:手羽さき(17.4g)
ささみとむね肉が、ほかの部位に比べてたんぱく質を多く含んでいます。
たんぱく質の必要量は成人で1日50~60gほどになりますので、たんぱく質をしっかりとりたい時にはささみやむね肉を選択するといいでしょう。
【脂質量】()内は100g当たりの量
1位:手羽先(16.2g)
2位:手羽もと(12.8g)
3位:もも肉(皮なし)(5g)
4位:むね肉(皮なし)(1.9g)
5位:ささみ(0.8g)
手羽の部分がほかの部位に比べて、脂質が多くなっています。だからといって避けなければいけないわけではありません。脂質の量を抑えたい時には食べ過ぎないようにしたり、揚げ物代わりに焼き料理や煮物料理にしたりするなど、調理方法を変えるといいでしょう。
※生肉の状態で算出/むね肉ともも肉は皮なしで算出/手羽、手羽もと、手羽さきは骨付きで算出
参照;食品分析データベース