いろんな場面で“腸活”という言葉、耳にしませんか？

腸活とは適正な生活習慣により腸内環境を整えることを意味します。腸内環境を整えることで肌の調子や、ダイエットや免疫力に影響を与えていることが分かっています。今回は腸活とダイエットについてご紹介いたします。 

“腸内環境を整える”＝“腸内細菌バランスを整える”

腸内には体に良い影響を与える善玉菌、体に良くない影響を与える悪玉菌、どちらにも属さない日和見菌の3種類の腸内細菌が棲んでいます。そのうち“善玉菌”がダイエットには重要な働きをします。

善玉菌は水溶性食物繊維を発酵・分解し酢酸・プロピオン酸・酪酸などの「短鎖脂肪酸」を産生しています。

この短鎖脂肪酸は大腸のエネルギー源として働き、大腸の健康を保つ役割があります。その他にも、脂肪細胞への過剰な脂肪の蓄積を抑制し、交感神経を活性化しエネルギー消費を高めると言われています。 

善玉菌を増やす方法は大きく分けて2つあります。

①善玉菌を摂る（プロバイオティクス）

ヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆・漬物などの発酵食品から直接とる

②善玉菌のエサを摂り増やす（プレバイオティクス）

オリゴ糖や水溶性食物繊維を多く含む野菜類・果物類・豆類を積極的にとると、これらをエサとした善玉菌の働きが活発になります。水溶性食物繊維は、ヌルヌルしたものに特に多く含まれますが、日本人は不足している事が分かっています。

腸内細菌である善玉菌を増やし、腸内環境を整える“腸活”をとり入れ、ダイエットをはじめ健康に役立ててみてはいかがでしょうか。