膝や関節に痛みや違和感がある方いませんか？原因は様々あり、スジを違える、足をくじく、靭帯を痛める、軟骨を痛めるといった怪我が原因である場合もありますし、変形性関節症（関節の炎症）、腱炎（腱の炎症）、滑液包炎（膝のクッションである液体の入った袋の炎症）といった生体反応が原因の時もあります。今回は、日々の食事で関節の炎症や損傷の予防や回復に役立つ、栄養素をご紹介します。

オメガ-3脂肪酸

炎症へ働きかけ、膝や関節の痛みや腫れを軽減する助けになります。青魚（サーモン、マグロ、サバ）、亜麻仁油、チアシードなどオメガ-3脂肪酸が多く含まれます。

ビタミンD

骨の健康にとって重要です。日光浴で生成する事もでき、天日干しの干ししいたけや、干しきくらげなどにも多く含まれます。魚（鮭、マグロ）、卵黄、乳製品などお子様と一緒にビタミンDを摂取しましょう。

ビタミンC

 コラーゲンを合成し、膝や関節の結合組織を保護するのに役立ちます。柑橘類、ストロベリー、ブロッコリーなどのビタミンCの豊富な食品です。

マグネシウム

膝関節には骨や筋肉も関わってきます。マグネシウムは筋肉の機能や神経伝達に重要な栄養素です。ひじき、アーモンド、ヨーグルトなどを摂取してマグネシウムの不足を予防しましょう。

グルコサミンとコンドロイチン

関節の動きをスムーズにし、軟骨の損傷を予防する効果があります。エビ、カニ、甲殻類などに多く含まれていますが、日々十分な量は摂りづらいためサプリメントなどの利用も可能です。

これらの栄養素をバランスよく摂取することが重要です。食事だけでなく、適度な運動や体重の管理も、関節の負担を軽減することになります。日々のケアで、少しでも膝の負担が軽減できると良いですね。

気になる方やご家族のために、予防策として取り入れてみてはいかがでしょうか。