「糖質はダイエットの大敵！」「糖質制限こそがダイエット成功への道！」という‘糖質OFF’ブームがありましたが、実は糖質自体は、からだに必要な栄養素であり、敵ではありません。糖質をしっかり摂取しながらの減量も可能ですので、その方法をご紹介いたします。

■そもそも糖質OFFは危険？

「糖質＝太る」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、糖質は肥満に直結するわけではありません。糖質は摂取されたのち速やかにエネルギーとして代謝され、我々の生命活動を維持しています。過剰に摂取された分は体内に貯蔵されるため、それは肥満の原因となります。

そこで糖質を制限した場合、代わりに脂肪や筋肉などからエネルギーの材料を補填するので、体重は落ちます。しかし身体は糖質に敏感になっているため、リバウンドしやすくなってしまいます。糖質制限で低血糖状態になってしまうと、めまいやふらつきが現れたり、寝起きが悪くなったり集中力が続かなくなり、日常生活にも支障が出てしまいます。

■糖質ONダイエットの方法

1.主食を１日3回決まった時間に摂取する

　ごはんの場合150ｇ～200ｇが目安です。食事と食事の間隔は6時間を超えないようにしましょう。

2.脂質を控える

　脂質は体内に貯蔵しやすいため、脂質は控えましょう。これを実現することで減量が可能となります。

脂質が多く控えるべき食品：バター、マーガリン、マヨネーズ、バラ肉、菓子類、フライなど

糖質は重要な役割を果たしているため、適度に摂取することが大切です。主食は食物繊維を多く含む野菜といっしょに食べたり、砂糖やブドウ糖などの摂取が過剰にならないようにしたりして、無理せず健康的な身体を手に入れましょう。