産業お役立ちコラム
腸活と免疫の関係
腸内環境と免疫力には関係があることをご存知ですか?じつは免疫細胞の働きを支えているのは腸内細菌です。
■腸内細菌が免疫細胞を活性化させる
食事でとった食べ物から炎症を抑える物質を作り出して免疫細胞を助けています。そのため、腸内環境が良い状態でないと免疫機能が低下してしまいます。腸活により腸内バランスを整えることで、免疫細胞の活性化に繋がると考えられています。
腸内環境に大きく影響するのは食生活です。善玉菌を含む食品(プロバイオティクス)と善玉菌のエサになる食品(プレバイオティクス)を一緒に摂ることを意識した食生活をしましょう。毎日の食事のなかに1つでもとりいれるようにして続けていきましょう。
プロバイオティクス:ヨーグルト、納豆、チーズ、乳酸菌飲料、キムチ、味噌
プレバイオティクス:海藻類、きのこ類、イモ類 など
■年齢により、腸内環境は変化
善玉菌は加齢とともに減少し、例えばビフィズス菌は乳児期では90%以上ありますが、老齢期には1%以下になってしまいます。反対に悪玉菌は加齢に伴って増えるので、年をとって便秘がちになったり下痢になったりする人が増える傾向にあります。年齢を重ねた人ほど意識的に腸内環境を整える必要があります。一方、過度の飲酒や高脂肪・高糖質の食品は腸内環境を悪化させ、結果として免疫力を低下させる恐れがあります。
腸活は食生活が大きく影響しています。免疫力の維持に、腸内環境に役立つ食事を心がけましょう。