産業お役立ちコラム
果物はダイエットによいのか?
果物はダイエットに良いという記事をよく見かけますが、本当にそうでしょうか??
適したタイミングに適量を食べるのは良いですが、ダイエットに良いからと言ってたくさん食べてしまうと、もちろん逆効果になってしまいます。果物の特徴を知ることは、ダイエットだけではなく、健康な生活を送るうえでも重要です。今回は、果物に含まれている4つの栄養素についてご紹介いたします。
■ビタミンC
抗酸化作用があり、鉄分の吸収促進やストレスの緩和にも関与しています。
■果糖
ぶどう糖と同じ単糖類(最小の糖類の一つ)に属します。摂り過ぎると中性脂肪を上昇させる原因になります。また、果糖は砂糖の1.7倍の甘さがあり、糖類の中では甘さが一番強い糖です。
■カリウム
ナトリウムを排出させるのに関与します。高血圧の予防にも期待されています。
■食物繊維
整腸作用や過剰な糖やナトリウムの吸収を阻害します。未熟の果物には不溶性食物繊維、ある程度熟した果物には水溶性食物繊維が多く含まれます。
果物を食べる時間については、朝や昼など活動時間内に食べるのがおすすめです。
夜に食べてしまうと、あとは寝るだけなので、からだはエネルギーを貯蓄する方向に働きます。果物を食べるのであれば、朝食や昼食に食べましょう。
果物は、適度に摂取することで健康の維持増進に繋がります。ただ、ダイエットに良いからと果物だけを食べていては、生きて行くために必要なたんぱく質やミネラルなどは補えないため、主食と主菜と副菜をしっかりと揃えて、バランスの良い食事を心掛けましょう。