産業お役立ちコラム
お酒は太る?
アルコールのカロリーは「エンプティーカロリー」と呼ばれることもあり、太りにくいと聞いた事ありませんか?
実は、誤解でエンプティー(empty)とは「栄養が空っぽ」という意味。
アルコール1gで7kcalあるので、アルコール度数の高いお酒ほどエネルギー(カロリー)も多くなります。
【お酒のアルコール度数とエネルギー】
ビール……4〜5度、約137kcal(缶1本/350ml)
ワイン……15度、約68kcal(赤ワイングラス1杯/100ml)
日本酒……15度、約184kcal(1合180ml)
焼酎……25度、約162kcal(焼酎水割り1杯/(焼酎80ml))
ウイスキー……40度〜、約70kcal(シングル1杯/30ml)
350mlの缶ビール1本で137kcal、中ジョッキ(500ml)は1杯で約200kcalなので、おかわりを続けると、お酒のエネルギーだけで相当なものに。
甘いお酒には糖質も含まれますので、さらに高エネルギーになることもあります。お酒を選ぶときは、度数だけでなく糖質、カロリーもチェックしてみましょう。
【脱水症状にも注意が必要】
アルコールは抗利尿ホルモンの働きを妨げてしまうので、アルコールをとりすぎると必要以上に尿が作られ、脱水症状にもなりかねません。
ぜひ、お水やお茶などの水分をしっかりとりながら、お酒の時間を楽しみましょう。水分でアルコール濃度も薄まるため、肝臓への負担を軽減することにもつながります。
目安としては、アルコールの量の倍量を摂ると良いといわれますし、翌日もしっかり水分をとるように心掛けてください。
お酒の飲みすぎは体に負担をかけますが、おいしい食事と適量のお酒、そして楽しい会話は、時に心と体を幸せにしてくれます。
そんなひとときを長く楽しむためにも、週2日は体のためにお酒をお休みする日を入れ、自分に合ったお酒や飲み方で上手に楽しみましょう。