産業お役立ちコラム
免疫力を高める方法とは?
気温が下がり空気が乾燥する冬は、インフルエンザをはじめとする感染症が流行りやすい時期です。
それに加えて、年末年始の忙しさや生活リズムの乱れにより、身体の免疫力が下がっていることを感じる方も多いのではないでしょうか。
他にも加齢や生活習慣、食事、ストレスなどが原因で、私たちの免疫力は知らない間に不安定になっています。
ただし、免疫力が高くなれば、外敵への攻撃力も上がり身体を守ってくれますが、過剰に反応しすぎると、アレルギー反応などにつながってしまう恐れもあります。
免疫力は上げれば良いというわけではなく、健康時の状態を維持していくことが重要といえます。
【全身の免疫細胞の約70%が腸に集中!】
免疫細胞の約70%が腸に集中しているといわれています。
中でも食べ物の栄養を吸収する小腸は、菌や異物の脅威にさらされやすい場所。
そのため小腸の粘膜には、大量の免疫細胞が待機する「パイエル板」という基地が点在しており、外敵と戦う重要な最前線となっています。
【善玉菌を味方につけるには?】
50~60代になると加齢や食生活の影響により、腸内環境も偏りがちになります。
善玉菌が優勢となるような、食事や生活習慣の見直しも大切です。
具体的には、たんぱく質やビタミン、ミネラルを含むバランスの良い食事に加え、善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維を摂ることがポイントとなります。
加えて、ヨーグルトに含まれる乳酸菌や、発酵食品をとると良いでしょう。
この冬は、腸内環境を整える“腸活”で免疫対策をはじめませんか?