産業お役立ちコラム
さつまいものチカラを知っていますか?
甘くておいしくて、料理にもデザートにも幅広く使われているさつまいも、その栄養素をご存知でしょうか。
今回は栄養素でも優れているさつまいもの魅力をご紹介いたします。
■食物繊維
さつまいもには、水に溶ける水溶性と水に溶けない不溶性の両方の食物繊維が含まれています。
食物繊維と聞くと『お通じ改善』を思い浮かべる方が多いですが、水溶性食物繊維は、脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあり、生活習慣病の予防としても注目されています。
一方、不溶性食物繊維は、大腸の粘膜を刺激して水分や粘液の分泌を促し、便のかさを増やしたりすることでお通じの改善が期待できます。
■ビタミンC
さつまいもにはビタミンCが豊富に含まれており、その量はミカンに匹敵するほどです。
野菜や果物に含まれるビタミンCは熱に弱いですが、さつまいものビタミンCは加熱しても壊れにくいため、加熱調理にも向いています。
皮には、抗酸化作用のあるアントシアニンや脂肪の蓄積を抑えるクロロゲン酸やカルシウムなども含まれているため、皮を残して調理することがおススメです。
また、さつまいもは血糖値を穏やかに上昇させる低GI食品としても知られています。
しかし、GI値は調理法によって変化するので要注意です。甘くておいしい焼き芋はGI値が高いため、蒸したりゆでたりする方法で摂るのが良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。最近では、ごはんやパンをさつまいもに置き換える方も増えてきています。
栄養も満点なさつまいもを上手に取り入れて、健康生活を目指しましょう。