産業お役立ちコラム
ごま油の魅力について知っていますか?
ごま油は香りがよく、中華料理などでよく使われる油です。
香ばしさを出すのに手軽に使える油なので、ご家庭に常備してある方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなごま油に含まれる栄養素についてお伝えしていこうと思います。
■色々あるごま油
ごま油には、ごまを焙煎してから搾った焙煎ごま油と、焙煎せずに搾る太白ごま油があります。
一般的にごま油と聞くとイメージされるのが焙煎ごま油で、茶色く香ばしい香りがします。
炒め物や香り付けで使われることが多いですね。
一方、太白ごま油は無色透明で香りも少ない油なので、サラダ油やオリーブオイルなどの代用として使いやすい油です。
【ごま油の主成分とは?】
そんなごま油には、リノール酸と言われるn-6系の不飽和脂肪酸とオレイン酸と言われるn-9系の不飽和脂肪酸が含まれています。
◇リノール酸
人体の中で生成する事が出来ない必須脂肪酸の1つで、悪玉コレステロールと称されるLDLコレステロールの低下にも関わっています。
◇オレイン酸
オリーブオイルなどにも含まれる成分で、LDLコレステロールを増加させにくく、善玉コレステロールと称されるHDLコレステロールを減少させないという特徴があります。
また、ごまに含まれるセサミン等の微量成分であるごまリグナンもごま油には含まれています。
セサミンは抗酸化物質であるため、体に含まれる余分な活性酸素を取り除いてくれます。
ここまでごま油に含まれる栄養についてお伝えしてきましたが、食べ過ぎや大量摂取には注意が必要です。
ごま油も油であることには変わりないため、カロリーは1gあたり9kcalとたんぱく質や炭水化物と比べると高カロリーです。
適正な量を心掛けて、健康的にごま油を楽しんでみてはいかがでしょうか。