産業お役立ちコラム
キャベツと腸活について
あなたは普段からキャベツを食べていますか?
ご存じかもしれませんが、キャベツはお腹の調子を整える、腸活に良い食材の一つとされています。
今回は、色々な料理に使えて一年中食べられるキャベツの魅力をご紹介します。
■含まれる栄養素について
キャベツの約90%は水分であり、残り10%の中に様々な栄養素が含まれています。
100g中には約1.8gの食物繊維が含まれ、内訳としては水に溶けない不溶性食物繊維が1.4g、水に溶ける水溶性食物繊維が0.4gとなります。
不溶性食物繊維は、腸を刺激したり便のかさを増したりすることで、腸の動きを活発にして便を排出しやすくします。
水溶性食物繊維は、食事からの糖質や脂質の吸収を穏やかにしたり腸内細菌のエサになることで、からだ全体の健康に関わっています。
■調理のポイント
食物繊維は、葉よりも芯に多く含まれています。
いつも芯は捨てているという方は、もったいないですよ。
細かく刻んだり、火を通すなどして、可能な限り取り入れていきましょう。
キャベツは生でも加熱してもどちらでも美味しい野菜です。これからは旬の春キャベツが出回り始めます。春キャベツは葉が柔らかく甘みが強いキャベツですので、生食もおススメです。
柔らかいため、繊維に沿って千切りにすると口当たりが良くなります。
通年出回っているキャベツは、春キャベツよりも固めですので、生で食べるのも良いですが、加熱した方が美味しくいただけます。
■見分け方
なるべく緑が濃く、切り口が新しい物、カットされたものを買う場合は切り口が黒ずんでない物が良いです。
またずっしりと重く、芯が全体の3分の2以下の物を選ぶようにしましょう。
キャベツは比較的安価で手に入りやすい野菜です。毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。