あなたはBCAAというアミノ酸をご存知ですか。

健康食品に配合されていることもあり、スーパーやドラッグストアなどでも目にしたことがあるのではないでしょうか。

 BCAAについて

アミノ酸には多くの種類があり、人間の体内では合成できない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸といいます。

BCAAはこの必須アミノ酸の中のバリン、ロイシン、イソロイシンの3つのアミノ酸の総称です。

これらは枝分かれするような構造をしていることに由来して、BCAA（Branched Chain Amino Acid）日本名で分岐鎖アミノ酸と言われています。

★働き★

バリン…成長を促したり、筋肉を強化したりする

ロイシン…肝臓の機能を高めたり、筋肉を強化したりする

イソロイシン…神経の働きを助けたり、筋肉を強化したりする

上記のように、バリン・ロイシン・イソロイシンはそれぞれ筋肉に関係する栄養素であることから、スポーツ飲料やプロテインに添加されていることがあります。

 摂るタイミング

運動時は糖質や脂肪を分解したものをエネルギーとして活用しますが、不足すると血中のBCAAも利用されてしまい、本来の働きができなくなります。

ランニングやウォーキングなどの長時間運動する時には、運動前にBCAAを摂取しておくと良いですよ。

トレーニング後に筋肉の修復が重要となる激しい運動をする際には、運動後にBCAAをしっかり摂取することで筋肉をつくるサポートをしてくれます。

 豊富な食品

健康食品やスポーツ飲料以外でどのような食品に多く含まれているのでしょうか。

100gあたりで考えると、マグロやカツオなどの赤身魚、アジやサンマなどの青魚、肉類の赤身に多く含まれます。

バリン・ロイシン・イソロイシンのバランスはそれぞれの食品で異なるため、一つの食材に偏ることなく満遍なく活用することが大切です。

BCAAは身体に必要なものですが、これだけに頼ることなく、普段の食事を意識しながらバランスの良い食事を心掛けていきましょう。